源氏物語を今の言葉に翻訳。解釈じゃなく。ニュアンスも含めて

 上野ファーム♪


先日、久しぶりの書店の棚で、みかけた本。平安ブームの棚に、目立つようにあった。

「大掴(つか)み源氏物語」で、「まろ、ん?」 by 小泉吉宏

手に取って、奥付を見る。2002年2月が初版で、なんと、40版までいってる。
今も、読み継がれてる。おおつかみっていうのは、濃縮・ダイジェストってことのよう。
1遍のお話は数ページから100ページまで様々だけど、どれも全部見開き2ページの
マンガで表現している。全部で8コマで統一。それもデフォルメされたキャラクターで。

当時の貴族の自分を差す言葉。色々あったようだけど、この本では、今でもわかる
「まろ」にしている。で、源氏の君はそこれそ「まろん・栗」顔で、書かれている。
ちなみに頭の中将は、ビーンズ・豆の顔。姫君たちは、ほぼ美形。衣装は美しい。

この本を読んで(見て)、人間関係がちゃんとわかった感じがする。
なぜかというと、時折、解説の絵図があるので。こういう図解がありがたい。
源氏の君の官位の解説もあるし。

今までにも現代語訳とか、名作「あさきゆめみし・大和和紀」を読んでるので、
アタマの中で、重ねながら読んでいた。全部読んで、すごいお話だなあと、今も。

この本の出版は2002年で、普通の本なら、内容も言葉も、古びるような気がするけど、
なんといっても、1000年前のお話を現代のコミックにしてるので、違和感がない。
絵柄も、デフォルメしてるので、古い感じがしない。

で。今、2度目を読んでるのだけど。あっと思ったことがあったので。
それは、1度目は、栗顔の源氏の君を、いつもの美男子と自動変換して見てる。
今までの本のままに。

ところで。2度目になると、栗顔を見慣れてきたので、もはや「ふつ~のひとの顔」に
脳がとらえるようになった。そう、美男子じゃなくなった。なるほど~。

こういうこと、たぶん、日常でも起きてるんだと思う。肩書を見て、こういうヒトだろうなとか、
脳で自動変換してたりが。

ちょっと新しい発見があったので、今日はちょっと書いてみた。
あちこちの図書館にあるようなので、機会があれば、どうぞ。
あ、ちなみに、誰が現代語にしても、それらは全て「翻訳」だと思います。

フランス語を日本語にしてくようなもの。細かなニュアンスは、想像の範囲。
解釈が違うとかいうことじゃなくて。翻訳者の情報量と経験がものいう「翻訳」
楽しみ方は、さまざま。なんだって、脳トレさっ♪

宇宙エネルギーたっぷりで、今日を楽しんでゴー(^^)

今日も、宇宙エネルギーたっぷりで、正常元気でゴー♪安全無事でゴー♪